ご挨拶

わが国では、産業活動に伴って毎年約4億トンもの膨大な産業廃棄物が排出されております。我々の健康で文化的な生活環境はこれらの廃棄物が安全かつ適正に処理されて初めて保全されます。過去には一部の悪徳業者等の不法投棄によって環境が破壊されるケースもありましたが、関係者の並々ならぬ努力によって現在ではかなり改善されてまいりました。

そして時代は、廃棄物の適正処理を確保する時代から廃棄物を資源として循環させる時代へと移っております。つまり現在では廃棄物をリサイクルして再生品を造り出したり、リサイクルが難しい物については熱・電機などの再生エネルギーとしてリカバリーすることが求められております。

私ども産業廃棄物処理事業振興財団は、平成4年に環境省(当時は厚生省)、全国知事会、日本経済団体連合会などによって設立され、国、地方公共団体、産業界からの基金をもとに今日まで処理事業者や排出事業者に対して様々な支援を行い、産業廃棄物の適正処理や資源循環に努めてまいりました。

これからも適正処理は勿論のことですが、時代の要請に応えて廃棄物の資源化に軸足を置き、それを通じて脱炭素社会の実現、地球の温暖化防止、人類の持続性確保という国家的な課題に皆様と一緒にチャレンジしてまいる所存でございますので、今後とも温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

理事長 加藤幸男

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