一般社団法人LCCN推進研究会の設立
令和6年12月、ライフサイクルカーボンニュートラルの実現に資することを目的として、一般社団法人LCCN推進研究会が設立された。 その概要は、以下のとおり。 |
1.目的
一般社団法人LCCN推進研究会は、従来の3Rに加えて、リサイクル困難な廃棄物の焼却熱を利用した製造工場への蒸気供給と、回収CO2からのプラスチック製造によってカーボンニュートラルの実現を目指すLCCN (Life Cycle Carbon Neutral)を推進するため、学識経験者、企業、行政等による情報交換・共有及び研究開発を目指して、令和6年12月に設立された。
2.設立時理事会
LCCN推進研究会の役員(理事)は、以下のとおりであり、令和6年1月7日に第1回理事会が開催された。
3.当面の活動
化学・製紙産業における製造からリサイクル困難な低品位廃棄物の廃棄を含む全ての工程のカーボンニュートラル化(ライフサイクルカーボンニュートラル:LCCN)の早期かつ経済的な実現が求められている。
その1つの方法として、”LCCN循環システム”を構築することを念頭に、並行してカーボンニュートラルに資する取り組みを促進することとし、第1期(10年程度)の活動内容として、以下のような活動が予定されている。
- “LCCN循環システム”の実証研究に向けた連携、準備、国への働きかけ
- 検討・調査研究等
- ”LCCN循環システム”のポテンシャル評価
- ”LCCN循環システム”具体化のための調査
- 収集体制、広域輸送、受入態勢の検討
- 広域化支援
- 連携構築支援及び会員等への迅速な情報共有
- パイロット事業の開始
4.会員の募集
LCCN推進研究会では、プラスチックや紙の生産・利用、廃棄物処理等に関わる企業、自治体・省庁、大学・研究機関の幅広い参加を呼び掛けている。
連絡先:
(一社)LCCN推進研究会事務局
寺田愛 / 藤井成厚
℡ 03-5544-9742 E-mail info@lccn.or.jp