特集(全国産業廃棄物担当者会議-施設見学)
施設見学
今回、山形市内に立地する、株式会社クリーンシステムと東北クリーン開発株式会社の2社の施設見学をさせていただきました。概要は以下のとおりです。
株式会社クリーンシステム
山形で特定建設業と廃棄物処理業(産業廃棄物、特別管理産業廃棄物、一般廃棄物)を営み、解体工事とリサイクル等に注力しています。産業廃棄物の処分施設の対象品目も、廃プラスチック類、木くず、紙くず、繊維くず、金属くず、がれき類、ガラスくず、汚泥と幅広く、千葉にも支店があり収集運搬も東北から関東まで広域に展開されています。
温室効果ガス排出削減のためのSBT(Science Based Targets)認定取得のための緻密な計算など、産業廃棄物業界にあって先進的なお取組を紹介されました。
東北クリーン開発株式会社
山形で建設業と産業廃棄物処分業、一般廃棄物処分業を営み、焼却炉2炉(80t、95t)、安定型処分場を運営しています。焼却処理を中心に、関東からの可燃ごみも受入処理しています。また、地元自治体と災害協定を締結し、2011年東日本大震災、2019年台風19号、2020年山形豪雨の災害廃棄物の処理も行っています。
焼却炉の廃熱で下水汚泥の脱水汚泥を乾燥してコークスの代替燃料とするなど、熱回収とバイオマス燃料製造の相乗効果を上げた取組も紹介されました。