2025年夏号表紙

産業廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度実績)

環境省は、令和7年3月28日、「産業廃棄物の排出及び処理状況等(令和4年度実績)について」公表した。

https://www.env.go.jp/press/110498_00002.html

その概要は、以下のとおり。

 

(1)全国の産業廃棄物の総排出量

 令和4年度における全国の産業廃棄物の総排出量は3億7,407万トンであり、前年度(令和3年度実績:3億7,592万トン)に比べ、約185万トン(約0.5%)減少。

 平成9年度以降の各年度の総排出量の推移は、下図のとおり。

(2)業種別排出量

上位業種は前年度と同様、上位5業種で総排出量の8割以上。

(3)種類別排出量

前年度と同様、上位3品目で総排出量の8割以上。

 

廃棄物の種類

排出量

排出割合

前年度排出量(排出割合)

1

汚泥

1億5,832万トン

42.3%

1億5,982万トン(42.5%)

2

動物のふん尿

8,119万トン

21.7%

8,127万トン(21.6%)

3

がれき類

6,185万トン

16.5%

6,250万トン(16. 6%)

(4)産業廃棄物の処理状況(処理フロー)

処理フロー(令和4年度実績)は下図のとおり。

(5)産業廃棄物の処理状況(再生利用量等の推移)

 再生利用量、減量化量及び最終処分量(令和4年度実績及び令和3年度実績)は、下表のとおり。前年度に比べ、最終処分量が約20万トン(約2.2%)増加。

処理区分

処理量

処理割合

前年度処理量(処理割合1)

再生利用量

2億269万トン

54.2%

2億372万トン(54.2%)

減量化量

1億6,236万トン

43. 4%

1億6, 377万トン(43.5%)

最終処分量

902万トン

2.4%

883万トン(2.3%)

 

平成9年度以降の再生利用量等の推移は、下図のとおり。

〔注〕上掲の各図表は、環境省報道発表資料から転載(報道発表資料中のデータ及び図表をもとに産廃振興財団で作成し直したものを含む)。

○報道発表添付資料

・産業廃棄物の排出・処理状況等(令和4年度実績)

 https://www.env.go.jp/content/000301060.pdf

 

〔注〕上掲の各図表は、環境省報道発表資料から転載(報道発表資料中のデータ及び図表をもとに産廃振興財団で作成し直したものを含む)。

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