発刊にあたって
産業廃棄物処理事業振興財団では、1993年11月に機関誌「産廃振興財団NEWS」(1997年から季刊)を創刊して以来、2023年2月の第109号まで、29年余りにわたり発行を重ねてきましたが、財団設立30周年(2022年12月)を機に、これまでの形での機関誌の発行は一旦休止し、財団からの情報発信のあり方を見直すことといたしました。
見直しの中で、新たな情報発信として、昨年(2023年)、公式ツイッター(現X)を開設するとともにメルマガを創刊しました。これらは、財団の業務に関する情報(助成金の公募等)を適切なタイミングで広く周知するために有効と考えています。
しかしながら、産廃処理業者や排出事業者など関係者の皆様が求める産廃関係の情報はより幅広いもののはずであり、そうしたニーズに少しでもこたえるよう努めることが私どもの使命の一つと考えています。このため、Xやメルマガとは別に、一定のまとまった内容の情報を定期的に提供することとし、そのためのツールとしては、読者の利便性も考慮し、ウェブ版の機関誌とすることが適当ではないかと考え、この度、「産廃振興財団WEB JOURNAL」を発刊することとしました。発行頻度は、従来の機関誌と同様に、年4回(4月、7月、10月、1月)とする予定です。
今回、本誌第1号を計画どおり2024年4月に発刊することができますのは、私どもの準備が不十分ななか原稿のご執筆や私どもの取材にご協力をいただいた方々のおかげであり、心から感謝申し上げます。
今後、読者の皆様に少しでも役立つ情報の提供を、できれば財団の独自色が出せるような形で行えるよう努めてまいります。しばらくは試行錯誤が続くかもしれませんが、本誌の発展に向け、皆様からご指導ご支援をいただければ幸いに存じます。
2024年4月
公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団
理事長 加藤幸男