2024年秋号表紙

財団通信(ご報告)

【ご報告1】新たな事務局長が就任しました。

 令和6年6月6日(木)に開催された当財団第52回理事会において、「事務局長の任命の件」が承認され、前事務局長大重修一に代わり、7月1日から、新たな事務局長として岡山健二が就任しました。前事務局長が大変お世話になったことに感謝申し上げますとともに、新事務局長に対してもご支援いただくようよろしくお願いいたします。

<就任のご挨拶>

公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団 事務局長 岡山健二

 

 

 初めまして、本年(令和6年)7月1日より、大重修一氏の後任として、公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団事務局長に就任いたしました岡山健二と申します。どうぞよろしくお願いします。

 当財団は、ご承知のとおり、内閣府(公益認定等委員会)より承認を受けて公益財団法人として、産業廃棄物の排出事業者の支援、産業廃棄物処分業者等の育成、また産業廃棄物の適正な処理の確保を目的に事業を行っています。

 当財団の役割は、我が国の循環型社会を推進する上で、今後ますます重要になってくるものと思っています。また、この6月に当財団理事の改選があり、新しく理事長、理事が就任されました。微力ではございますが、新体制の一員として、また事務局職員の協力のもと、役職員が一丸となって、当財団の事業の推進、発展に向けて尽力したいと考えています。前任者同様、関係者の皆様方には、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

【ご報告2】動静脈連携ワークショップを開催しました。

 令和6年7月11日(木)、(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)と共催で、財団会議室において、「プラスチック循環利用のための動静脈連携ワークショップ」を開催しました。

 これは、動脈・静脈を中心とした関係者が、プラスチックの循環利用を促進するためにそれぞれが抱える課題とその解決の方向性について議論を行いながら、関係者間の接点・連携の機会づくりを目的としたもので、電気・電子、洗剤・化粧品、繊維、コンパウンダ、小売、産廃処理事業者、自治体等の分野から35名の参加を得ました。

 IGESは、循環経済への更なる理解醸成と取組の促進を目指して官民連携を強化するために環境省、経済産業省及び経団連が創設した「循環経済パートナーシップ(J4CE)」の事務局です。今回のワークショップは、IGESはJ4CE参加企業(主に排出事業者)に静脈側と接する機会を、また、当財団は今回のテーマに関心のある産廃処理業者に動脈側と接する機会をそれぞれ提供し、今後の動静脈連携の促進に向けて、両者で協力して試行的に開催することとしたものです。

 

 ワークショップでは、IGES及び財団からプラスチックの循環利用に関する国内外の動向等についての紹介、参加者の中から小型家電及びボトルについてのプラスチックの循環利用に関する課題と提言の発表があった後、グループディスカッションが行われました。

 グループディスカッションでは、参加者が6つのグループに分かれ、それぞれテーマを絞り、プラスチックの循環利用を進めるための課題と対応策について意見や情報を交換し、その結果の発表が行われました。

 議論された課題や対応策は、製品の製造方法、ラベルの素材、回収の仕方、コストの負担、再生材の品質、消費者の理解、自治体の協力、法制度の整備等、多岐にわたりました。

 最後に、オブザーバーとして参加していただいた環境省、経済産業省及び日本経済団体連合会の方々から、グループディスカッションの内容等に関するコメントが述べられました。

 

 今回のワークショップについては、参加者から、満足しており意見交換を更に深掘りしたいとの声を多くいただきました。

 当財団では、今回のワークショップの成果も踏まえ、関係機関とも協力しつつ、今後とも排出事業者と産廃処理業者との連携強化を図るための方策を検討し実施したいと考えています。

写真 グループディスカッションの様子 写真 グループディスカッションの様子

PAGETOP