食品ロス発生量の推計値(令和4年度)
環境省は、「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)」を取りまとめ、令和6年6月21日に公表した。 (消費者庁及び農林水産省からも同様の内容のものが公表。) |
1.発生量の推移
- 令和4年度の食品ロス量推計値は約472万トンと、前年度から約51万トン(約9.8%)減少した。
- 内訳は、事業系・家庭系とも236万トンで、事業系は前年度から約43万トン(約15.4%)減少、家庭系は前年度から約8万トン(約3.3%)減少した。
- 発生量全体と事業系では、2030年度半減目標を達成したが、中長期的な推移の注視が必要である。
[備考]削減目標:2030年度に489万トン(事業系273万トン、家庭系216万トン)
←2000年度の980万トン(事業系547万トン、家庭系433万トン)から半減
図1 食品ロス発生量の推移
2.発生要因の内訳
- 食品ロスのうち事業系は236万トン、家庭系は236万トンであり、食品ロス削減には、事業者、家庭双方の取組が必要である。
図2 事業系食品ロスの業種別内訳 図3 家庭系食品ロスの内訳
〔注〕上掲の各図は、環境省報道発表添付資料から転載した。