2026年春号表紙

廃棄物処理法に基づく廃棄物の輸出確認及び輸入許可(令和6年)

 2026年1月16日、環境省から「廃棄物処理法に基づく廃棄物の輸出確認及び輸入許可(令和6年)について」報道発表がありました。2024年(令和6年)1月~同年12月の状況が取りまとめられたものです。

https://www.env.go.jp/press/press_02412.html

 その概要は、下記1~3のとおりです。

 

【制度の概要】

 廃棄物処理法では、廃棄物を輸出しようとする者は、同法第10条第1項又は第15条の4の7第1項の規定に基づき、環境大臣による輸出の確認を受ける必要があり、同法施行規則第6条の28第1項又は第12条の12の26第1項の規定に基づき、環境大臣に輸出量等を報告することとされている。

 一方、廃棄物を輸入しようとする者は、廃棄物処理法第15条の4の5第1項の規定に基づき、環境大臣による輸入の許可を受ける必要があり、同法施行規則第12条の12の21第1項の規定に基づき、輸入量等を環境大臣へ報告することとされている。

1.令和6年における廃棄物の輸出・輸入の状況

(1)品目

 廃棄物の輸出報告のあった品目は、全て石炭灰で、輸出の相手国・地域は韓国、香港等であり、全てセメント製造における粘土代替原料又は混和材としての利用を目的とするものであった。

 廃棄物の輸入報告のあった品目は廃乾電池、金属くず等で、輸入の相手国・地域は主に台湾、ニュージーランドであり、ほぼ全て資源回収を目的とするものであった。

(2)件数及び量

 環境大臣が輸出確認を行った廃棄物の輸出は5件(注1)で、その輸出確認量は134,000トンであった。(令和5年は62件、3,105,530トン)。また、輸出確認を得た廃棄物のうち、実際に輸出され処分が完了したものとして報告された量は1,669,723トンであった(注2)(令和5年は696,032トン)。なお、分析試験目的での輸出確認量は145キログラムであった。

 環境大臣が輸入許可を行った廃棄物の輸入は3件(注1)で、その輸入許可量は5,100トンであった(令和5年は3件、5,100トン)。また、輸入許可を得た廃棄物のうち、実際に輸入され処分が終了したものとして報告された量は961トンであった(注2)(令和5年は961トン)。なお、分析試験目的での輸入確認量は3.2キログラムであった。

 

【参考】

表1 廃棄物の輸出・輸入の状況(令和6年)のまとめ

我が国からの輸出について

我が国への輸入について

輸出確認

〔注1〕

5件

(43)

134,000トン

(3,105,530)

輸入許可

〔注1〕

3件

(4)

5,100トン

(5,101)

輸出報告量

〔注2〕

1,669,723トン

(696,032)

輸入報告量

〔注2〕

1,028トン

(961)

()内は令和5年実績

注1: 輸出確認証又は輸入許可証の返却があったものを除く。

注2: 令和5年以前に輸出確認又は輸入許可を得て、令和6年に輸出入報告が行われたものを含む。

2.輸出確認量、輸入確認量等の推移

(1)輸出確認量等

廃棄物の輸出確認制度施行以降の輸出確認及び輸出報告量の推移は、図1のとおり。

図1 廃棄物の輸出確認量、輸出確認件数及び輸出報告量の推移 図1 廃棄物の輸出確認量、輸出確認件数及び輸出報告量の推移

(2)輸入確認量等

 廃棄物の輸入許可制度施行以降の輸入許可及び輸入報告量の推移は、図2のとおり。

図2 廃棄物の輸入許可量、輸入許可件数及び輸入報告量の推移 図2 廃棄物の輸入許可量、輸入許可件数及び輸入報告量の推移

3.令和6年における廃棄物処理法に基づく行政処分等の状況

 廃棄物処理法第18条第2項に基づく報告徴収及び同法第19条の5第1項又は第19条の6第1項に基づく措置命令(廃棄物の輸出入に係るものに限る。)の実施件数は次のとおりであった。

 

表2 廃棄物処理法に基づく行政処分等の状況(令和6年)

報告徴収件数

0件(0件)

措置命令発出件数

0件(0件)

※( )内は令和5年実績

○報道発表添付資料

 

〔注〕上掲の各図表は、環境省報道発表資料から転載し、又は報道発表資料中のデータ及び図表をもとに産廃振興財団で作成し直したものである。

 

 

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